モートン病の方の靴・整形靴でオーダーシューズを

整形靴について

モートン病とは

足裏の第3〜4趾の付け根付近から趾にかけて痛みやしびれがでる疾患で、圧迫等による神経障害を原因とするのがモートン病です。部位は第2〜3、4〜5趾間のこともあり、強い痛みになることも少なくありません。趾骨から甲に位置する5本の中足骨(図1)は靭帯によって連結され、
その下を趾先に向かう神経が通っており、この神経が靭帯と地面との間に挟まれ押しつぶされることで発症します。また、蹴り出すときに、この神経が引っ張られて靱帯と摩擦を起こし神経腫(こぶ)ができ、そこが圧迫を受けて痛みがでます。第3−4趾間に多いのは、神経が2方向からきて交錯しており、圧迫されやすいからです。
モートン(モルトン)は米国の医師の名前から付けられました。
 
第2〜4趾付け根付近の痛みには、モートン病以外にも、中足骨骨頭部痛があります。
中足骨先端の骨頭部に痛みが出る症状で、悪い歩行バランス(趾に体重の乗っていない蹴り出し)や開張足(横アーチの低下)・扁平足・外反母趾などによって骨頭部に強い荷重や衝撃を与え続けることが原因です。
第二、第三中足骨骨頭付近にはタコやウオノメなどができやすく、炎症がひどくなるとその部分が腫れて膨らみます。
男性の方に多く見られます。
モートン病との違いは、衝撃や圧迫を受ける箇所が神経か骨頭部かによりますが、両方が合併して痛みが増幅することがあります。

 

◆原因
◎モートン病の主たる原因のひとつが開張足です。図(3,4)のように足を支える三本のアーチのうち、母趾と小趾の付け根間にある横アーチが崩れ前足部の幅が広くなった状態のことで、中足骨骨頭部に強い荷重がかかり中足靭帯の下にある神経を締め付けることで発症します。
足に合わない靴は、趾に体重のかかりにくいスリ足やペタペタ歩きなどの悪い歩き方になり、足の筋肉や靭帯を退化させて開張足を進めます。

 

※開張足改善事例
ベルシャンの靴は足の筋力や靭帯を丈夫にし、図5・6のように開張足が改善し、モートン病をはじめ、外反母趾等のトラブル足や体調不良が快方に向かいます。
高齢になっても、歩き方が良くなると足の筋力は丈夫になります。

◎ヒールの高いパンプスの常用や仕事・スポーツなどで、中足骨骨頭部に過剰な負担のかかる姿勢が長期間続くと起こりやすくなります。
また、足趾に起きる変形で、浮き趾や槌趾(マレット指・ハンマートゥ)がある場合にも同様の姿勢となり生じやすくなります。

◆治療
◎保存的療法
薬剤内服、足底板療法、テーピング、ブロック注射、運動療法など
◎手術療法
保存療法で回復しない場合は手術が必要になることがあります。
詳しくは整形外科医にご相談ください。

◆改善のポイント
崩れた横アーチを回復することがなによりの対策です。
そのためには、歩行バランスの良い、足に合う靴を履くことが、足の筋肉と靭帯を強化し、開張足⇒モートン病の改善につながります。

ベルシャンの靴は、[足に合う靴+歩行バランス補正]によって足の機能を高め、使用数ヶ月後から開張足の改善がコンピュータ画像で確認できるようになります。

モートン病の治療には、前述のような療法がありますが、大事なポイント
は【靴】です。
足に合わない靴は、足底板を入れたり、テーピングをしてもその作用は限定的といえます。
足底板を入れるために、容積が窮屈になるからといってサイズの大きい靴を履くことはかえって逆効果になることがあります。
大きすぎる靴は足や体にさまざまな弊害を及ぼします。
例:大きいスニーカーで多くの方が足や体を悪くしています。

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